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ミッシェル・バテュ

骨董市で、わくわくするような宝物探し

旅行がご趣味というだけあって、すでに何度も来日経験のあるバテュ画伯。先ごろ東京を再訪されたのを機に、いつもとは趣の異なる場所をご案内することにしました。ご自身の趣味にあったものに囲まれた生活を楽しんでおられる方でもあり、まず訪れたのが平和島にある東京流通センター(TRC)で開催中の骨董市です。

 

東京都内ではいつもどこかで骨董市が開かれていますが、ここは室内では最も規模の大きい市として知られ、古民具やアクセサリー、着物、食器など、いろいろなものが出品されています。

「とにかく買い物が大好き!」とおっしゃるミッシェル・バテュ画伯。パリにも有名な「蚤の市」がありますが、会場に足を踏み入れたとたん、「これほど大規模な市は、パリにもあまりないんじゃないかしら」と、わくわくしたご様子です。 

最初に目をとめたのが藤田嗣治の風景画。「フジタはモンマルトルの市でも見かけたことがありますが、こんな絵は初めて見ました。」と興味深そう。墨絵にも興味をひかれたようです。

ご自身はガラス器が大好きとのことで、さまざまなアンティークのガラス細工を手にとって・・・「でも高いわね」と残念そう。

 


可愛らしいアンティークグラスに一目ぼれ

そうしていくつもお店を回るうち、きれいなエメラルドグリーンのグラスを発見しました。とても小さなものですが、カットが美しく、色も形も画伯のお気に召した様子。さすが骨董市の楽しみ方をご存知のようで、しっかり値切って2500円で購入されました。

ミッシェル・バテュ画伯のお買い物スタイルはなかなか堅実で、いつもじっくりと吟味して、納得のいく価格で購入。決して衝動買いはしないそうです。このグラスも、世界各地で買い集めたお気に入りの品々と一緒に、画伯のコレクションコーナーに並ぶことになりました。

「2個目、3個目も探さなくちゃ!」と張り切る画伯でしたが、残念ながら時間切れ。「次の来日では必ずもう一度ここに来るわ」とおっしゃていました。